よいチームをよい雰囲気を保ったままよい組織にスケールさせていくためにできること
What you can do to scale a good team into a good organization
概要
Regional Scrum Gathering Tokyo2024にて。
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スライドの内容
- 及部敬雄 (@TAKAKING22) 2024/1/10 Regional Scrum Gathering Tokyo 2024 よいチームをよい雰囲気を保ったまま よい組織にスケールさせていくためにできること
- とあるチームの物語
- チームやプロジェクトは荒れ果てていた Photo by ArtTower on Pixabay
- 仲間たちと協力し、スクラムを組み、 数々の困難を乗り越え、 Photo by Gioele Fazzeri on Unsplash
- Photo by ELG21 on Pixabay ついによいチームができた
- Photo by FelixMittermeier on Pixabay そしてチームやプロジェクトに平和が訪れた
- THE END ? Photo by Ricardo Cruz on Unsplash
- ある日、上司に呼び出された
- 「同じようなチームをもっと増やしてくれない?」
- よいチームはつくれる アジャイル開発がうまれて23年間 アジャイル開発ははじめやすく習熟しやすいものになった カンファレンスや勉強会でたくさんのよいチームの事例が 紹介されるようになった
- 「よいチームを増やしたい!」
- 「よいチームを増やしたい!」というニーズ ニーズがうまれることは理解はできる しかし、個人としてチームのスケールに取り組むことや マネージャーになることに興味が持てない 同じアジャイル開発でもスケールや大規模アジャイルの話は まったく違う世界の話に聞こえてしまう
- 及部敬雄 (@TAKAKING22) 2024/1/10 Regional Scrum Gathering Tokyo 2024 よいチームをよい雰囲気を保ったまま よい組織にスケールさせていくためにできること
- TAKAKING22 株式会社ホロラボ グループリード AGILE-MONSTER.COM 制御不能なアジャイルモンスター 及部敬雄
- Silver Bullet Club 株式会社ホロラボ AECグループ チーム転職2回 及部 敬雄 @TAKAKING22 佐藤
- よいチームができた後になにが起きるのか
- チームができてから7年
- Photo by Lucas Clara on Unsplash Silver Bullet Clubがうまれたきっかけ よいチームができた先の世界へ
- 個人視点で見たときのタックマンモデル 1FSGPSNBODF 5JNF ‘PSNJOH 4UPSNJOH /PSNJOH 1FSGPSNJOH “EKPVSOJOH 4UPSNJOH “EKPVSOJOH
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- チームづくりの無限ループ 問題解決するためにチームづくりをはじめる よいチームができてきた 異動や転職によって新しい環境に移る またチームづくりからはじめる …
- Photo by Lucas Clara on Unsplash よいチームができた先の世界へ
- 結果としてのチーム転職 https://silver-bullet.club/blog/2019/07/03/teamfadone.html
- チーム転職してよかったこと オンボーディングもチーム(モブ)で進めることができた 環境が変わってもスピーディーに仕事をすることができた チーム転職を受け入れてくれた環境で働くので、 理解を得やすい
- チームが長く続くことの弊害 チームとチーム外という境界が色濃くなってしまう 自分たちは意識して行動することができても まわりが抱くイメージはなかなか止められない
- The Effects of Group Longevity on Project Communication and Performance(1982)
- Photo by Hrvoje_Photography 🇭🇷 on Unsplash チーム ビジネス 組織 プロダクト
- よいチームはできたので、 よいアイデアやよい組織があれば よいプロダクトがつくれますよ! 結果として他責になっていなかったか
- チーム転職2ndの活動を開始する直前
- そしてチーム転職2ndへ
- 株式会社ホロラボ リアルとバーチャルをつなげて価値を生み出す 受託開発、自社プロダクト 社員約70名 XRコミュニティをベースに生まれた会社 https://hololab.co.jp/
- 「よいチームを増やしたい!」
- チーム:Silver Bullet Club チーム:Unmage AEC Group ※AEC : Architecture, Engineering
- チーム:Silver Bullet Club チーム:Unmage AEC Group ※AEC : Architecture, Engineering
- ホロラボのグループリード 2023年7月からスタート 管掌グループの自治 業務の遂行 ピープルマネジメント 事業づくり 予算執行 経営チームへの参画
- チーム 会社 組織
- チーム 会社 組織
- 2022年末のチーム年間ふりかえり 計画通り!?
- うっ。 ってくる自分と向き合う
- なぜ組織やマネジメントと聞くと「うっ」とくるのか フリー素材ぱくたそ
- なぜうっとくるのか めんどくさい仕事が増える 本来やりたいことに時間を使えなくなる
- ん?本来やりたいことってなんだ!?
- Photo by Lucas Clara on Unsplash Silver Bullet Clubがうまれたきっかけ よいチームができた先の世界へ
- なぜうっとくるのかの真相 うっとくる組織、マネージャーを勝手に想像していた 自分ごとにできていなかった 会社 組織 個人
- 手伝う・支援する・貢献するという姿勢は 主体性の放棄の表れかもしれない
- Photo by Hrvoje_Photography 🇭🇷 on Unsplash チーム ビジネス 組織 プロダクト
- チームメンバーが組織や経営に関わることで よい環境をつくりにいく
- Photo by Hrvoje_Photography 🇭🇷 on Unsplash チーム ビジネス 組織 プロダクト
- コミュニティづくりは自分ごとになっている
- コアなメンバー
- コアなメンバー 人は自然に出入りするし、それでいい
- コアなメンバー やりたいこと・話したいことが場に放り込まれる
- 自分が好きなコミュニティ 目的はあってもなくてもいい 異なった目的をもっていてもよい わいわいしたい人たちがその場にいることが重要 「なんかやってたから来た」 やりたいこと・話したいことが場に放り込まれる
- モノ・コトよりも人間中心の場 Photo by Den on Unsplash
- Silver Bullet Clubもコミュニティのようなチーム
- Silver Bullet Clubの仕事スタイル アサインされたからではなく、自ら選んでチームにいる 目的や趣向が異なっていても、 チームで取り組めばおもしろいからチームにいる チームに仕事・やりたいこと・話したいことが投げ込まれる 目的がある人がモブに加わる
- チームやコミュニティのよい雰囲気をもった組織
- 組織 as コミュニティ
- コミュニケーションの質と量 質 量
- コミュニケーションの量 コミュニケーションの質や効率を気にする一方で量を軽視しがち 同じチームや組織に所属していてもコミュニケーション量は 意外と少ないかもしれない 1weekスプリントの場合、スクラムイベントの時間は週に約6.25時間(約15.4%) イベントやミーティングの時間が多いとしても、 個人レベルでコミュニケーションしている時間は多くない
- Photo by Brooke Cagle on Unsplash 単純接触効果
- 単純接触効果 ある刺激に触れれば触れるほど、それを好きになっている現象 コミュニケーション量が増えることで、相手に興味を持ち、 好意を抱きやすくなる
- 知らないものは怖いし遠ざけたくなる フリー素材ぱくたそ
- コミュニケーション量をどう増やすか 質や効率も気にしつつ、どうコミュニケーション量を増やすのか 短期だけでなく中長期的な目線で考える 単純に時間を増やすだけでなく、情報に触れる機会を増やす
- チーム:Silver Bullet Club チーム:Unmage AEC Group ※AEC : Architecture, Engineering
- どうやってわいわいしたくなる関係性をつくるのか
- 期待しないことからはじめる マネージャーになったからといってなにかが変わるわけではない マネージャーになったからといってメンバーが自分を信頼して くれるわけではない
- 自分から行動をして情報を得に行く 1on1 マネージャー側からお願いする 継続するかどうかは相手に判断してもらう 雑談 アジャイルコーチング 観察
- メンバーに共通していたもの コミュニティが好き ものづくりがベースにある 顧客やユーザーが喜んでくれると嬉しい もっとうまくなりたいという想いを持っている
- そこにいる人たちのための場をつくる Photo by Den on Unsplash
- 定期的に集まる場としてのWeekly OST 週に1回開催するOST(Open Space Technology) Not定例ミーティング 主なアジェンダ 連絡事項 チームふりかえりの共有 OST(その場でテーマ出しをしてフリートーク)
- 組織としての定点観測 「盛り上がらない」も組織の現状の見える化 集まってわいわいできる関係性ができているか、 保てているかを定期的に観測する場としてのWeekly OST 関係性づくりは単発の取り組みでどうにかするものではなく、 組織活動全体として取り組むもの
- 会社全体で未来会議
- なにかにつけて感想戦をする 顧客とのミーティングの後 社内勉強会や研修の後 体験から得た気づきや学びを共通知にする
- 経営や組織について議論 経営会議の内容をオンタイムで伝える 言えないこと以外は基本的にオープンにする 決まった結果だけでなく過程を知ってもらう グループの事業計画の壁打ち 会社全体に発表された経営方針や 施策について質問会&感想戦 経営や組織との精神距離を近づける
- 見えてきた変化
- 継続している
- Weekly OSTの様子 だいたいテーマトークで時間が足りなくなる 相談や関心や企画が持ち込まれる
- コミュニケーションの練習 Weekly OSTからうまれた取り組み コミュニケーションを練習する 1分LT→3分間トーク スピーカー(1人):話す練習 ファシリテーター(1人):聞く練習、問いの練習 チャット参加(その他):観察の練習、フィードバックの練習
- モブを行き来する Silver Bullet Clubモブ Unmageモブ モブに呼んで教えてもらう、一緒に問題解決する
- 見えてきた変化 組織、チーム、個人それぞれの境界を越えやすくなる 声をかけやすい雰囲気 エンゲージメント調査の結果もよい結果に 仕事量やコントロール判定 職場の支援判定(上司の支援、同僚の支援)
- 成功循環モデル(ダニエル・キム) 関係の質 結果の質 行動の質 思考の質 関係の質 結果の質 行動の質 思考の質 起点
- 生成性のある組織へ 関係の質からはじめる 問題解決から組織づくりをはじめない 組織の中から問いや仮説が生まれるようになる 結果はあとからついてくるくらいのつもりでいる
- Q. たまたまいい人が集まっただけでしょ? 褒めてくれてありがとうございます、すごいでしょ? そこにいる人のための組織をつくるので、 組織が違えばアプローチも変わってくると思います
- Q. プレイングマネージャーってどうなの? 自分にとっては現場にいることは大事な要素 優先順位をつけるだけ 現場にいないと伝わらない言葉や出せないスピード感がある
- チーム 会社 組織
- マネージャーとして意識していたこと 水を運ぶ役割 マネージャーが組織や事業のことを考えるのは職務上あたりまえ 「エンジニアも◯◯すべき」は最悪 興味をもってもらえるように自ら働きかける うまくいってから考える 再現性 属人化の問題 組織論・マネージャー論
- マネージャーとして意識していたこと 組織やマネジメントに過度な期待をしない 手段の1つでしかない 会社の状況やビジネス環境によって必要なことも変わる 人や組織が変われば必要なことも変わる
- 「チームメンバーにマネージャーがいるって楽だね」
- 少しだけ主語デカゾーン Photo by Stephanie Morcinek on Unsplash
- これからはじめる人 続けている人 伝えていく人 染み出していく人
- これからはじめる人 続けている人 伝えていく人 染み出していく人 いろんな人が1つの場所に集まることが尊い!
- 毎年RSGTに参加していて思うこと いろんなフェーズの話が聞けるようになった いろんなジャンルに染み出した話が聞けるようになった 余計な分断をつくらない 開発とビジネス 開発プロセスとエンジニアリング チームと組織 古参と新参 現在自分が興味が持てないトピックがあることもありがたい
- 「あの仕事おもしろかったね」 「あのときのチームすごかったね」
- 「あの仕事おもしろかったね」 「あのときのチームすごかったね」 人生で何回そういう体験をつくれるか
- 「うまくいった」はレベルが上がっていく 同じことを繰り返していても「うまくいった」にはならない うまくいくかどうかはやってみないとわからない 確実にできることは打席に立てる回数を増やすこと
- そういう場をつくる人でありたい Photo by Den on Unsplash
- @TAKAKING22 及部 敬雄 https://agile-monster.com/ この後もわいわいしていきましょう! 現役のアジャイル開発実践者による アジャイルコーチ 雑談、相談、お仕事の依頼などお気軽にどうぞ